世界の先端の農業技術


農業は今、日本だけでなく世界全体で大きく変わっています。







世界の先端技術:解説

農業は今、日本だけでなく世界全体で大きく変わっています。
このサイトでは、その変化に対応する「農業の世界の先端技術」の紹介をしていきます。

世界と日本の農業問題

世界食料農業白書 2009年報告(国際連合食糧農業機関FAO編集、 国際農林業協働協会JAICAF翻訳・発行2010年10月)によると


本書は、国連食糧農業機関(FAO)が毎年発行する世界食料農業白書の2009年版 (The State of Food and Agriculture 2009) の翻訳書ですが、2009年版の本書は、第II部に「世界の食料と農業の動向」 が例年の報告として掲載されています。


「世界の食料と農業の動向」では、世界の食料価格の高騰がキーワードになっています。要約すると、「2008年に日本で開かれたG8サミットでは、“世界の食料価格の高騰が、多くの開発途上国の食料確保問題と相まって、世界全体の食料安全保障に脅威を与えている” とし、深い懸念が表明された。その急激な高騰の影響は、世界各地で食料が不足して飢えに苦しむ人々を増加させ、世界の食料安全保障の問題をより深刻にした。慢性的な飢餓に苦しむ10億を超える人口と食料の安全保障、さらに2050年までに予想される92億の人口を養うための安定した食料増産の課題は大きい。」とし、世界的規模での食料と農業の問題が提起されています。


一方、日本においては、農家戸数や農業者数の減少、著しい高齢化の進行、耕作放棄面積の拡大、集落機能の弱体化など日本農業の衰退傾向に歯止めがかかる様子がない状況が続いています。さらにTPPによる農業への影響の懸念等の問題は周知の通りです。